最高法規の意志

~ 憲法の本質と改正の動向 ~


改憲案の分析について


 既に発表されているいくつかの改憲案について分析し、解説を記した。

加憲案9条の2を追加しました。2018.3.23 ↓

2018.7.25
( 希望の党 憲法改正案 )


〇 9条1項・2項・3項 自衛隊関係

〇 17条の2 国民の知る権利

〇 21条の2 プライバシー権


 分析していませんが、自衛隊関係の論点は当サイトの他の改憲案に見られる論点と同じです。

 注意点として、ニュースでは1項はそのまま維持していると報じられていますが、現行9条1項の主語が「日本国民は」となっているところを、この改憲案は「日本国は」としており、「国」が主語となっていることです。現行のように、国民主権原理によって「国民」が放棄したため国の権限として信託しない旨を定めたものではなく、改憲案は、国民は国の権限として信託したが「国」が放棄したということになります。これにより、前文の「日本国民は、…政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し…」との整合性が失われています。決意し、放棄したのは「日本国民」であって、「日本国」ではないからです。9条には前文との対応もあり、憲法の主語が「日本国民」であることで、国民の憲法であることを強調している部分もあります。しかし、国主体、国家主権、国の憲法へと変えようとする意図が感じられます。


【希望の党改憲案】日本国憲法第9条の改正について【解説】 2018.07.25

 「3. 第9条改正案」で、「憲法第9条の改正によって軍拡につながるということにはなりません。」としているが、今まで国会の議決は9条2項の戦力に当たらないように抑制的に行われることが前提であったが、憲法上の抑制がなくなり、国会自身の判断に任されるという意味で、軍拡に繋がるということができる。よって、事実に反している。


 「国民の知る権利」「プライバシー権」については、法律や13条の幸福追求権から導き出すことで対応するか、憲法上の条文にする意味が強く求められるかどうかです。当サイトはあまり詳しくないので、詳しい人に分析をお願いします。



9条と13条


 議論の絶えない9条の禁止規定と、武力の行使やそれを行う実力組織(自衛隊など)の存立根拠を導く13条の規定の趣旨との関係を解明していきたいと思う。

安保法制


 存立危機事態での武力の行使(限定的集団的自衛権)の違憲審査を考えてみたいと思う。



人権とは何か


 憲法が「人権保障」という最大の目的に向かって、いかなる意図をもってつくり出されたものなのか理解を得るために、人権の根拠や本質について考えを深めていきたいと思う。

研究


 当サイトが全力で期待する研究である。

 (外部サイト)

メタ憲法学の基盤構築:憲法の基礎理論とその哲学的再構想



憲法体系図


 現行憲法の体系を図で表した。

 


憲法と法律の対応関係について


下記の図の茶色の法律名
はクリックできます。e-Govの条文へジャンプします。

 


憲法審査会

~ いまの憲法議論 ~


憲法の条文 おすすめサイト


日本国憲法 国立国会図書館 (条文番号が数字・条文の小見出し付き。見やすい。)

日本国憲法 衆議院 国会関係法規 (条文の小見出し付き)

日本国憲法 参議院 参議院関係法規等 (条文番号が数字)

日本国憲法 総務省 e-Gov


日本国憲法の逐条解説 法学館憲法研究所